手描友禅染は、それそれの分野において修練を積んだ職人さんの技の結集です。特に京友禅の工程は、伝統的な分業制となっているのが特徴で、大勢の職人さんがこの友禅染を支えています。そこで重要なのが着物を発注する問屋さんと職人との間にを受け持つ悉皆屋(しっかいや)と呼ばれる職業です。悉皆屋は各工程の管理を任される重要なプロデューサーです。常に問屋との意思疎通を図りながら各工程の職人さんに細かな指示を出し最高の仕事が出来るように気配りを致します。図案から仕上げまで数多くの職人の手を経て一枚の着物が出来上がるのですが、統一感のある美しいお召し物として出来上がるのには、熟練した技と鋭い感性、そしてお客様の立場になって喜ばれるものづくりの出来る人間力が最も必要となります。



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